まもなく、年長になるお子さんを抱えているママさんたちは、小1の壁についてどのような印象をもっていますか?
まだ先のことと考えていても月日はあっという間です。
小1の壁にむけての不安も少しずつ感じ取っていませんか?
この記事を読んで解決の糸口を見つけていきましょう。
本記事では大きく分けて以下の3つについてです。
- そもそも小1の壁とは何か
- 小1の壁にむけた働き方
- 今から親子でできる対策準備
ワーママ歴6年目の筆者も、子どもが約1年後に小学校に入学します。
今からすでに不安や疑問がありますが、皆さんと情報共有して考えていきましょう。
小1の壁といっても、一つだけではありません。さまざまな要因からできています。
経験したことがないと不安も大きいと思います。
この記事を読めば、小1の壁を乗り越えるヒントにつながります。
小1の壁とは
小1の壁とは、子どもが幼稚園や保育園から小学校に進学するとき、特に共働きの家庭で直面しやすい問題のことです。
保育園時代は、延長保育があったり、比較的柔軟な対応ができました。
しかし、小学校に上がると、急に「子どもが学校から帰る時間が早い」「学童の閉所時間が早い」「学校行事や保護者会が平日にある」など、働く親にとってハードルになる出来事が増えます。
保育園に預けていたときには、できていた仕事と子育ての両立が難しくなることを小1の壁と言います。
小1の壁でよくある困りごと

小1壁で直面するさまざまな課題があります。一つずつあげてみたらキリがありません。
まずは、どんな課題や心配事があるか明確にしておきましょう。
明確化することで対策のための準備ができます。
小1の壁でよくある困りごとの代表的なものとして以下のことが考えられます。
- 学校から帰る時間が早い
小学校はだいたい午後3時頃には授業が終わります。
保育園より帰りが圧倒的に早いので、学童クラブの利用を考える家庭も多いです。 - 学童の受け入れ時間が短い
公立の学童クラブは夕方5時〜6時で閉所してしまうことが多く、フルタイム勤務だと「お迎えに間に合わない!」という問題に直面します。 - 学校行事が平日に開催される
小学校になると入学式、授業参観、保護者懇談会など、平日に行われる行事も増え、職場への調整が必要になります。 - 宿題や準備物への対応
保育園では日々の荷物管理は少なめですが、小学校では「プリント類」「宿題」「持ち物準備」など、親がサポートすることがぐっと増えます。 - 時短勤務制度がなくなる
小学生になると時短勤務制度がなくなる企業もあり、場合によっては働き方の変更を余儀なくされます。

リスト化していくと、さらに不安感に襲われてしまうかもしれません。
でも、見えない敵と戦うわけにもいきません。
明確化にして解決策を探っていきましょう。
小1の壁にむけた働き方

小学生になると今までの働き方を変えていくこともあるでしょう。
どのように選択するか今のうちに考えておくことが重要です。
フルタイムを継続するの場合
フルタイムを継続する働き方の場合は、会社のサポート制度を確認し、フル活用しましょう。
時短勤務制度やテレワークの活用、フレックスタイム制の利用などが挙げられます。
可能な限り家族みんなで協力することがベストです。
家事や育児はチーム戦です。
夫婦で協力したり、祖父母の助けを借りたりすることも大事です。
しかし、祖父母が遠方に住んでいたりパートナーの帰宅が遅かったりなど家族の協力が得られない場合もあります。
家事の軽減の解決策として、ミールキット(料理の材料がセットになったもの)の使用や家事代行サービスを頼むことを検討してみることも選択肢の一つです。
フルタイムで働くことは、家計や仕事の面で大きなメリットがあります。
しかし、「子どもが帰るのが早い」「学童のお迎えが大変」「家事との両立が難しい」というデメリットも少なからずあります。
フルタイムからパート・時短勤務へシフトする場合

小1の壁を乗り越えるために、「フルタイムからパート・時短勤務に変える」選択をする人も多いでしょう。何よりも家事・育児の時間が確保しやすいことです。
1日6時間・週4勤務など、フルタイムより柔軟な働き方が可能になります。
収入は少なくなりますが、家庭とのバランスを取りやすく、仕事と家庭の両立が可能です。
フルタイムだと「学童のお迎えがギリギリ」「夕方バタバタしがち」という悩みがあります。
パートや時短なら早めに帰宅して、子どもとゆっくり過ごす時間を確保することができるでしょう。
小1はまだ親のサポートが必要なことが多いため、一緒にいる時間が増えるのは大きなメリットです。
学校行事や急な体調不良に柔軟に対応しやすく、親の体力や心の余裕ができます。
働きやすい環境のため学校のイベントにも行きやすいメリットもあります。
デメリットは、収入が減り、家計に少なからず影響が発生します。
長期的な貯蓄・年金への心配もあると思います。
年金や退職金が減ることもあるので、退職後のことも考えて、「夫婦の働き方」「貯蓄計画」をしっかり考える必要があります。
時短勤務(例:6時間勤務) であれば、当然フル月の給料が減ります。
パート(例:週4日、1日5時間勤務)であれば、ボーナスがなくなる可能性やそもそもボーナスが無いこともあります。
時短勤務になると、役職につきにくい・昇進が止まる会社もあります。また、パートになると、正規に戻るのが困難になるケースも考えられます。
他にも「もっと仕事がしたい」と思うこともあるでしょう。
「仕事を減らしたら、逆にモヤモヤする」という気持ちが生まれる人もいるでしょう。
「どこまで収入を確保したいか?」 「どれくらい家庭の時間を増やしたいか?」を考えながら、家族でよく話し合って決めるのがポイントです。
一時的に専業主婦になり、数年後に再就職する場合

子どもが帰ってきたら、「おかえり!」と言ってむかえてあげたいという想いから一時的に専業主婦になり、子どもが成長したら再就職するパターンです。
メリットは、一番は登下校も含めて、子どもの学校生活をしっかりサポートできることです。また、朝や夕方の時間に余裕ができ、習い事の送迎もスムーズになります
子どもの急な体調不良や学校行事にももちろん対応しやすい。
自分の時間に余裕ができ、、資格取得やスキルアップの準備ができます。
さらに落ち着いて自分に合った働き方を選びやすい面があります。
デメリットは、やはり家計面でしょう。
収入がなくなるため、家計への負担が増えます。年金や社会保険の影響もあります。
自身のキャリアが一時停止することでブランクができること、正規復帰が難しい場合もあります。
再就職時に希望の条件で仕事を見つけるのが難しいかもしれません。
家計のシミュレーションや、再就職に向けた準備をしっかりすることが重要です。
いまからできる対策
まもなく、年長になる時に親子でできる対策を考えてみました。
焦らず、親子のペースでできるようにしていきましょう。
安全対策について
子どもに絶対に教えるのが安全対策です。
これが一番重要なことです。
- 通学路の歩き方を確認しましょう。できればランドセルを背負って、また季節や時間帯を変えて行うとよいです。雨天時も一緒に歩いてみることもおすすめします。
- すでに実施されているご家庭もあるでしょうし、逆に早いと感じるかもしれませんが、性教育を行うのも大切です。性別に関係なく幼児時に一緒に学べる絵本もあるので参考にしてみましょう。
- 防犯面の対応も大切です。
一人で留守番させる機会を設けてみましょう。その際の対応も親子で一緒に話し合っておくことが大切です。
まずは、10分程度の短い時間からで留守番の体験をさせてみてはいかかでしょうか?
インターホンが鳴っても出ないことやベランダなど家の中で近寄ってはいけない箇所など確認しておくとよいでしょう。
家事の時短にむけたとりくみ
小学校では、幼稚園や保育園のとは異なる時間帯です。
今よりも朝や帰宅時は慌ただしくなることでしょう。
改善するために、下記のような便利なグッズやサービスを取り入れてみてはいかがですか?
- ロボット掃除機やドラム式乾燥付き洗濯機の導入
- 作り置きやミールキットなどを利用して食事作りの短縮化
- 家事代行サービスの利用
年長時にできる準備について
小1の壁では大人も生活が一変しますが、子ども自身も同じです。
急な変化に適応するためには、早い段階で準備しておきましょう。
- 早寝早起きをする(小学校の登下校だけで子どもたちは疲れてしまうため)
- 片付けや簡単なお手伝いをさせ、自分にできる自信をつなげていく
- 新しい友だち作りなど心の準備を育てていく
- 子どもだけでなく、親自身もパートナーと家族の協力体制づくりをする
まとめ
「小さな1の壁」と聞くと、高い壁のように感じ、不安になることもあるでしょう。
しかし、「新しい小学校1年生生活」を親子でイメージすることで不安解消につながるでしょう。
一つ一つの壁を乗り越えて親子で成長していきましょう。
心配は尽きないかもしれませんが、今できることを明確にし、しっかり準備することが大切です。
そして、何自分と家族のために自分の選択ができることが大切です。
何より大切なのは、自分自身と家族が一番よいと感じる選択肢をすることです。
一つ一つの壁を乗り越えながら、皆さんの「小さな1の壁」についての考えや、どのように乗り越えたか、ぜひ教えていただきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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